文系出身でも開発に挑戦できる

学生の頃は、飲食店でアルバイトをしていました。店の食材を使ってオリジナル料理を開発することに夢中になっていましたね。チーズやハムを使った惣菜や、餅生地を使った新しい食感のデザートなど、自分でアイデアを出して、今までにない商品を作りだすことが何より楽しかったです。それが商品開発の仕事を目指すきっかけだったと思います。しかし、大学で文系を専攻していたため、開発を希望しても、すぐに配属になる企業はほとんどありませんでした。そんな中、当社に巡り合いました。当社は文系出身でも、適性とやる気さえあれば、入社1年目から商品開発の仕事に挑戦できました。加えて、中食業界のリーディンカンパニーであることも知り、すぐに応募しました。入社が決まった時は、ワクワクした気持ちを抑えられませんでしたね。

商品開発は楽しい仕事

現在、チルド商品部の広域商品課に所属しています。広域商品課はカップ商品や冷凍商品など、消費期限が長い商品を開発する部署です。その中で私は、スムージーの開発に長く携わってきました。スムージーはフルーツや野菜、氷の配合だけではなく、マシンの混ぜ方でも味の変わる繊細な商品。試作では様々なバランスを検証し、お客様が求める理想の味を追求したことを覚えています。また当時、スムージーの開発は当社にとって画期的な企画で、新たな物流の構築や原材料の調達も必要でした。取引先の方々、上司や同僚、他部署の方々など、様々な人たちと協力し合いながら開発を進めました。無事、商品が発売された時は、成功の喜びと大きな達成感を味わうことができましたね。開発したスムージーは、SNSでも話題になりました。多くの方々に喜んでもらえることは、何よりの励みとなります。商品開発はやりがいがありますし、本当に楽しい仕事です。

コンセプト作りから商品化までの道のり

商品開発の仕事は、開発する前段階であるコンセプト作りが非常に重要です。ターゲットを設定し、現在の流行を調査、セブン-イレブンのお客様がどのような商品を求めているかを熟考し、商品のコンセプトを立案します。「鶏中華粥」というカップスープの商品を開発したときは、コロナ禍の影響もあり、家庭での備蓄が求められると同時に、習慣的な運動が定着し始めた頃でした。そこで私は、長期保存が可能でタンパク質が摂れる商品コンセプトを設計しました。そうやって根気強く考えたコンセプトが商談相手や上司にしっかりと理解され、商品化に繋がった時は、感慨深い気持ちになりますね。配属当初は、コンセプト作りが苦手だったので、その喜びはひとしおです。

お客様に愛される定番商品を目指して

コンビニ商品は移り変わりが激しく、商品開発のスピードも速い傾向にあります。そんな中でも私は、お客様にリピートしてもらえる商品を作りたいと思っています。流行を捉えるだけではなく、多くの人に長く「おいしい」と言ってもらえる商品を作りたいですね。私の目標は、長年愛され、ずっとセブン-イレブンに並び続ける定番商品を作ること。ものづくりに興味がある方、一緒に商品開発の現場で働きましょう。